はじめに

NPO法人ファザーリング・ジャパン中国支部での活動に参加した理由


「パパ達の交流の場を作りたい」
「日々の生活の中でこそ得られる、育児の楽しさを伝えたい!」
「僕自身がパパ友が欲しかった!」

これまで主夫として育児をしてきて、地域のオープンスペースなどよく活用していました。
常設のオープンスペースはまだ入りやすかったですが、特に、月1回など定期的に公民館などで開催されているイベントは
ママがほとんどで、つながりも強く、オープンスペースに慣れている僕でも入り難いものでした。
また時にはオープンスペースでパパの姿をみかけることはありましたが、2度同じ方に会うことなどほとんどありませんでした。

そんな時に、いつも思っていたことが、広島でもパパ向けのイベントがもっといっぱいあればいいのに・・・ということでした。
最近は「イクメン」という言葉が流行したためか、行政などパパ向けのセミナーも多く見かけるようになり、僕自身も幾つか参加してきました。
しかし、交流というより講師などから一方的な情報を得るといった少し硬いイメージでした。

「年に1回とかではなく、定期的にパパを中心に集まれる場があればいいのに・・・」

きっとそう思っている人は他にもいるはず。
今そういうイベントがないのなら僕自身が作っていきたい!

そう思い、ファザーリング・ジャパン中国支部の立ち上げに参加しました。


また、男性で育児を中心に生活するなかでいくつか気づかされたことがあります。
たまに・・・
「週末に遊園地に連れて行った!自分は良いパパをしている!一週間分の育児はこれで十分やったんだ!」
という考えをしているパパがいます。

もちろんパパにしか出来ないダイナミックな遊びも大切だと思います。

しかし、育児で大変なのは日々のお世話です。
そして、育児の本当の楽しさ・感動は実はこの日々のお世話の中にあるものだと思います。

週末に旅行をするなど1つの大きなことより、日々の生活の中でしか気づけないことがたくさんあります。
特に2歳ごろまでの子どもは日々成長です。
昨日出来なかったことが今日急に出来るようになっている!そんな些細な出来事をみて、感動・喜び!
この感動をたくさん体感しておいて欲しいと思います。
そんな毎日発見する小さな喜びの重なりがまた育児の質を高めていくのです。

今後の父親支援をしていく中で、このようなことも伝えていきたいと思っています。


最後に、ファザーリング・ジャパンに僕が参加している最大の理由は「僕自身がパパ友が欲しかった!」からです。
人に伝える前に、まず僕自身がパパを楽しまないと!
そんな思いで活動しています。

北 佳弘

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